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『漢方の知恵でポジティブ・エイジング』 木村容子著 NHK出版生活人新書 ::: 2013.06.03 Monday

JUGEMテーマ:健康

 本書の著者は、著者自身が漢方によって身体を救われた経験から、漢方薬を扱う医師へと方向転換し、現在は東京女子医科大学の東洋医学研究所副所長を務めています。

 本書のタイトルになっている「ポジティブ・エイジング」とは、著者が作り出した造語で、いわゆる歳を重ねていくことに抵抗していく「アンチ・エイジング」のではなく、身体も心も上手に年輪を重ねていく、無理をしない年齢の取り方の提案です。生き物である人間にとって、歳をとることは誰も避けることができません。その事実を忘れて、まるで年齢を逆行するかのごとき抵抗を見せるのは、どこかに無理を生じるように思います。むしろ年齢を重ねることでみえてくる、心や身体の変化に上手に向き合うことが大事なのではないでしょうか。

 本書の各章のタイトルを見てみると、「ストレスへの養生」「疲れやすさへの養生」といった日常よくある心身の状況への対処方法があったり、「女性の更年期への養生法」「男性の更年期への養生法」といった男性女性の年齢的な変化への対処法など、変調を来しやすい年齢への対処法なども述べられており、非常にバランスがよく、各ライフサイクルを一通り見渡すことができるようになっています。

 「ポジティブ・エイジング」という造語を作り出したように、著者は分かりやすい表現を生み出すことが得意なようで、分かりやすいたとえ話や臨床例を交えながら、とても読みやすくなっています。また、“現代版養生訓”として、「ポジティブ・エイジング養生訓」と称して、健康に大切なことを四十一条にまとめられているところも、目標が具体的で実用的であります。

 一般の方にとっては充分な養生本であり、私たち鍼灸師にとっても参考になるお話しが多いので、健康に興味のある方は一度目を通してみてはいかがでしょうか。

 
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『昭和鍼灸の歳月』 上地栄著 ::: 2013.02.11 Monday

JUGEMテーマ:オススメの本
JUGEMテーマ:健康

 この『昭和鍼灸の歳月』は、経絡治療と呼ばれる鍼灸の流派が、どのように再興されていったかというドキュメンタリーです。
 経絡治療は、鍼灸の中でも伝統鍼灸、古典鍼灸の部類に入りますが、この方法論はいつの頃からか途絶えてしまっていました。その途絶えた道筋をもう一度つなげるべく立ち上がったのが、柳谷素霊(やなぎやそれい)という先生でした。数々の伝説のある先生ですが、このカリスマの下、昭和初期に多数の大志を抱いた鍼灸師が集まりました。

 “たかが鍼灸、されど鍼灸”、小さな鍼灸という世界ではありますが、小さな世界にあってもこうして時代の泰斗が集結し、時代を一歩進めました。小さな世界の大きな志、病気を治せる鍼灸を目指して、伝統的な鍼灸の再興に当たりました。どうやら千葉の田舎町で経絡治療をやっている翁がいると聞けば、実際に足を伸ばして教えを請う、そして『黄帝内経』『難経』といった古典医学書を読み、解釈し、臨床に活かすの繰り返し。皆で研究を重ね、古典的な治療の再検討を続けた結果、『経絡治療』というものがまとまりました。これは鍼灸発祥の中国本土にも観られないもので(途中で廃れてしまったため)、日本人の温故知新による再発見という偉業であります。

 本書は、「経絡治療」が出来上がる過程をつぶさに記録したもの。いわば「プロジェクトX鍼灸篇」のようなものです。著者の上地栄先生は既に故人ですが、生前は東洋鍼灸専門学校で医学史を教えたり、経絡治療の勉強会も主催していたそうです。私の知人で、サラリーマンでありながら鍼灸専門学校に通って免許を取得した方がいるのですが、その方が上地先生の勉強会に出席した時に、「きみはサラリーマンをやりながら鍼灸師をするなんて、なんて卑怯な奴なんだ!」と怒鳴られたそうです。それくらい上地先生は経絡治療に対して情熱を持っており、生半可な気持ちで鍼灸を学んでほしくないという気持ちがおありだったようで、知人曰く「侍のような先生だった」ということです。

 現在私も小さな鍼塾をしております。この2月は塾生の都合でお休みをしておりますので、時間もできるだろうと言うことで、この本を回し読みしてもらうようにしました。鍼灸にかける熱い思いを感じ取って、鍼灸を勉強することに誇りと楽しみを持ってもらいたいという願いを込めて。


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『漢方の歴史―中国・日本の伝統医学』 小曽戸洋著 ::: 2012.11.05 Monday

評価:
小曽戸 洋
大修館書店
¥ 1,680
(1999-05)
コメント:『漢方の歴史―中国・日本の伝統医学』 小曽戸洋著

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現在所属する研究会で、『中国史と中国医家』というタイトルで講義をしている。中国の歴史の時代背景をみながら、どのように中国医学が発展・継承されてきてたのかをお話している。
 講義の最初は四大文明の一つである黄河文明の頃から。そして、本日は魏晋南北朝時代に入っていく。自分が担当する講義のコマ数は、あと数回しかないのでどこまでいけるかわからないが、東洋医学の背景と、そこに生きた人々のお話を少しでも多く盛り込めたら幸いだと思っている。
 中国の歴史は奥が深く、また初期の頃から成熟した文明・文化を持っており、想像力を膨らませてくれる。中国史同様に、中国医学の歴史もまた奥が深い。
 殷の時代は獣骨や亀の甲羅に病名を書いて、それを燃焼し、その割れ具合で病の吉凶を占っていた。それが「病気」「病」の認識の始まりであった。そしてその体の異常状態である「病」を如何に治していくかという身体を見つめる視点が生まれていったのである。その視点は、時代を経る中で、東洋哲学・東洋思想と融合していき、現代にも通じる医療として受け継がれてきた。
 中国医学の歴史は、前漢の時代に成立したとされている『黄帝内経』という東洋医学の原典の成立から本格的に始まる。この『黄帝内経』を聖典として、これまで多くの医家たちが、時代の流れとともに、この原典の解釈を試みてきた。その医家の視点を汲み取り、現代にも活かしていくことが、現時点での継承者としての我々の責務だとも感じている。

 冒頭に紹介しました本は、古医書の考証をしている小曽戸先生の本です。著者は考証が専門のようで、臨床のお話しはほとんどありませんが、東洋医学の歴史が大変コンパクトにまとめられており、概観するのには重宝な一冊です。日本における東洋医学の歴史も豊富です。雄大な中国史のもう一つの歴史、中国医学史にも注目いただけたらと思います。



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