Amazon.co.jp ウィジェット
本でもって



selected entries

categories

archives

comment

links

profile

PR

本でもって人々

おすすめ

others

qrcode
無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト ::: 2014.08.23 Saturday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -
  • -
  • -




『12人の芸術家 現代を拓いた人々』 高階秀爾著 ::: 2013.08.12 Monday

JUGEMテーマ:オススメの本

 
 美術の歴史を紐解くと、それはそのまま人間の感性の変化と発展の歴史でもあっておもしろい。きわめて精緻に写実していくのを芸術と言い、全くの抽象的なものも芸術という。どちらも芸術であるにもかかわらず、芸術の技巧や表現には幅が広く、正解というものはない。ある人はこれこそが芸術だと言って、観ている人には何が何だか分からないものをぶち当ててくる。観ている者は、とっさにどのような反応していいものかと迷いながらも、これが芸術というものかと何となく納得させられたような気にもなったりならなかったり。これくらい自分にも描けるかもしれないと思いつつも、たぶん実際には描けないものなのだろうと思うと腹立たしくも、すごいなぁと思ってみたり。それくらいに現代芸術には分かりがたいものがたくさんあります。

 本書では、古典的なものから現代芸術と称されるものへ昇華するに力を貸した12人の芸術家に焦点を当てたもの。その12人とは、セザンヌ、マティス、ボッチオーニ、ノルデ、ピカソ、ブランクーシ、キリコ、シュヴィッタース、ピカビア、カンディンスキー、マグリット、クレーです。この中で著者らしい視点が伺えるのが、最初に書かれているセザンヌです。セザンヌが現代芸術家の一人に加えられるのは、いささか違和感を感じる人もいるかもしれません。しかし、著者はセザンヌこそが現代芸術の扉を開いたアーティストだという主張をしていますので、まずここがスタートラインにふさわしいと思ったに違いありません。
 高階氏の筆は、とても鋭く、そして知識の量が豊富です。芸術家の生い立ちや手紙なども幅広く読み、かつ作品から受ける印象をしっかりと描写して多重に重ねていく文章は、これもまた貴重な芸術の一つかもしれません。

 高階氏がこの本を書いたのが昭和48年です。それからだいぶ時間が経ちました。この本で取り上げている作家も、時期に古くなっていくものでしょう。しかし、これらの芸術家は、次への芸術家の橋渡しをした重要な人々で、その価値はいささかも古びる余地はないでしょう。
 第二次世界大戦や、大恐慌など、大きな歴史の波をくぐってきた時代の生き証人としての背景をも持ちつつ、彼等が伝えたかったものとは何か、そして現代にどうやってそのバトンが渡されているのか。現代の現代芸術を観る上でも、本書はその現代的な価値は未だに高いと思われます。


 
東京・表参道のはりきゅう院は源保堂鍼灸院
肩こり・腰痛・頭痛・生理痛は東洋医学の源保堂鍼灸院へ はりきゅう
東京・表参道の源保堂鍼灸院の公式ブログ
東京・表参道の鍼灸院はりきゅう 源保堂鍼灸院の公式ブログ (C)表参道・青山・原宿・外苑前・渋谷・都内・源保堂鍼灸院 肩こり・腰痛・生理痛・頭痛など

よかったらポチッとクリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログへ


   





スポンサーサイト ::: 2014.08.23 Saturday








comment