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『「天才」の育て方』 五嶋節著 講談社現代新書 ::: 2013.12.09 Monday

JUGEMテーマ:読書感想文

 本屋さんでこの本に目が留まった。別に「天才」を育てたいと思ったわけではなく、「天才」になろうと思ったわけでもなく、ただ漠然と。書棚の本を手に取ると、帯に五嶋みどり氏と五嶋龍氏の二人の写真が掲げられており、この著者が二人の母親であることがすぐに分った。ぱらっとめくると、講談社現代新書にしては字が大きい。失礼な言い方になるけれど、特に参考になりそうもないので一度は書棚に戻しました。しかし何か気になって、結局購入することにあいなりました。

 自分は音楽というものを習ったことがありません。ましてやヴァイオリンなんてものは触ったこともありません。中学の時、クラスメイトが「今日、おれヴァイオリンのお稽古があるから早く帰るんだ」なんて言っており、すごいお坊ちゃんなんだなぁと思ったことを思い出すくらい、自分とはかけ離れた世界。そしてさらにその自分とはかけ離れた世界のさらにもっともっと遠くの世界で活躍しているお二人のヴァイオリニスト。いやはやいったいどういった人たちなのだろう、そんな下世話な興味の方が強かったのかもしれません。

 本書を読んですぐに、タイトルと内容にかなりの温度差があることが分りました。タイトルで『「天才」の育て方』といいながら、「どこが天才やねん」という逆のことが書かれているのですから(笑)そしてさらに「アホンダラ神童!」「くそったれ天才!」とまくし立てているのですから、おいおい、いったい何なんだと思うのも当然です(笑)編集者の方から投げかけられたタイトルに対して、著者の五嶋節氏はおおいに抵抗したようです。しかし、"子どもはみんな「天才」”という信条から、その抵抗もなくなっていったのでしょうか。

 本書のタイトルからすると、天才を育てるためにどれだけのことをしたのか、何をしたのかという具体的なことが書いてあるように思うのですが、本書はそういったことは一切ありません。どういう心持ちで子どもと向き合ってきたのか、どういった気遣いで以て子どもと接してきたのか、そういった心情の在り方を中心に書かれています。しかしその心情の在り方も、いわゆる心理学のようなものや、計算されたようなものではなく、もっと根源的な母親としての本能の部分や情熱のようなものを赤裸々に語っています。あちこちと話が飛んだり、話にまとまりがなかったり、何だかもうぶぅわっと語り出したような勢いを感じます。
 世界的なヴァイオリニストの母親というと、どこか穏やかで、どこか上品で・・・具体的に戦略的に子育てをしてきたのでは・・・なんて思ったりもしていたのですが、全くの真逆のようで、それがとても親しみが湧きました。結局のところ、子育てに正解はなく、壁にぶつかっては跳ね返され、そしてまたそれを乗り越えようと奮闘し、右往左往しながら子どもも親も成長していく、そうやって自分の中での真実をつかみ出していくのではないかと感じます。

 本書は、決して天才を育てるための本ではないと思います。著者もそれを否定しています。それよりももっと大事なもの、もっと大切なものを見つけること、それが最も大切であると言うことを逆説的に、そしてがむしゃらに語っています。どこどこの塾に通わせるとか、どういった学校に進学させたらいいとか、何を食べさせたらいいとか、そういったテクニック的なことは一切ありませんので、そういったことを知りたい方は、別の本を探されるといいと思います。

 痛快、子育て奮闘記といった面持ちで読むといいかと思います。

追伸
 さる真似教育論は参考になりました。何処かの誰かが、「型ができるようになってから型破りをすればいい」と言っていましたが、まさにそれは真実であると思います。


  五嶋みどり-アニヴァーサリー・アルバム リサイタル 愛に生きる 才能は生まれつきではない (講談社現代新書 86) 千住家の教育白書 (新潮文庫)

 
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