Amazon.co.jp ウィジェット
本でもって



selected entries

categories

archives

comment

links

profile

PR

本でもって人々

おすすめ

others

qrcode
無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト ::: 2014.08.23 Saturday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -
  • -
  • -




『甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』 ::: 2012.11.19 Monday

JUGEMテーマ:オススメの本

 本書は、岡山出身の野球選手であり、数々の打者を育て、タイトルホルダーも何人も育成した伝説のバッティングコーチである、高畠導宏氏の物語です。
 かつて南海、ヤクルト、そして楽天イーグルスなどで采配を振るい、ID野球を築いた野村監督。現在は、その現役から監督時代までの数々の経験を活かした著書を多数出版している野村監督ですが、彼が南海でプレイングマネージャー(監督兼選手)をしていたときに、コーチとしての素質を見出され、南海の若き打撃のブレインとして野村監督の片腕となったのが高畠氏。その後ロッテに移籍し、高沢、西村という通好みのバッターを育て、落合にも打撃のアドバイスをしたりと、高畠氏の理論と実践は着実に成果を上げていきました。

 そんな高畠氏が最後に選んだのがなんと高校教師。そして高校野球の監督になり、選手を育て、目指すは甲子園。遠征が多く、体力を使う打撃コーチという職に在りながら、合間合間に通信講座で高校教師の免許を取得。そして念願叶って高校教師になり、九州の高校へ赴任。いよいよ高畠氏の次なる夢が始まります。しかしその夢は、高校球児を指導する直前に、癌という病気によって絶たれてしまい、その後急速に進行する癌によって、わずか60歳という若さで亡くなってしまいます。

 私は野球の理論や技術について全くの素人です。しかし、野球というドラマを通して智慧や勇気、感動を得てきました。プロ野球といいますと、松井やイチロー、昔で言えば王・長島というスタープレイヤーがすぐに思い浮かびます。そういった一部のスタープレイヤーだけが目に入りますが、実際には多くの人が野球を支え、スタープレイヤーを支えています。他のナインだけではなく、球場スタッフ、球団関係者などその裾野の広さを考えますと、野球というスポーツは、日本においてはとても大きな産業であり、そこには多くのドラマが存在する要素が一杯あります。

 高畠氏は、将来を託された有望な野球選手として南海ホークスに入団します。しかし練習中の怪我によって思うように結果を出すことができなくなります。高畠氏本人も講演の中で自ら言っていたようですが、怪我によってなかなか芽が出ないところを、野村監督に代打専門要員として使ってもらえるようになり、“野村再生工場の一号選手”としてしばらく活躍したそうです。しかし怪我の調子がいよいよ悪化して引退。そしてすぐに野村南海の打撃コーチへ就任。

 高畠氏は、高校野球のとき、大学野球のとき、そしてその先の社会人野球、プロ野球といった世界においても、自分では抵抗できない何か大きな人生の力によって紆余曲折をよぎなくされてきたように思います。しかし、どんなときでも自分の人生を切り拓いていくという気力は誰よりも負けなかったようです。この気力のたくましさが、読むものに勇気を与えてくれます。

 最終的に、高畠氏が選んだ道が、甲子園への夢。多くの名選手を育てた伝説のバッティングコーチが、最後に自分の生きがいを見出そうと選んだ場所が高校野球。それは単純に甲子園という高校球児憧れの舞台への挑戦と言うことだけではなく、その舞台への挑戦を通して人間を育てたいという教育への情熱でありました。最も多感で、自分の夢を抱く高校生に対して、本当に大切なものを教えたいという熱意と、そして甲子園という最高の舞台を目指すことで見えてくる大きな気力の育成。

 生きるということ、道を歩くということ。最終的には自分の心にある気力をどれだけ強く持てたかが、人生の充実度につながると、高畠氏は教えてくれたのかなと思います。

 高畠氏が長年のバッティングコーチの中で気づいた伸びる選手の共通項は以下の七項目だそうです。

(1) 素直であること。
(2) 好奇心旺盛であること。
(3) 忍耐力があり、あきらめないこと。
(4) 準備を怠らないこと。
(5) 几帳面であること。
(6) 気配りができること。
(7) 夢を持ち、目標を高く設定することができること。

 世間の尺度で言う成功するという意味ではなく、自分の中での“豊かな人生”という意味で、この7つの項目は、どれも大切なものになると思います。私自身、治療者として一段一段さらに技術を増していかなくてはいけませんし、治療院の経営という面では、患者様に愛される空間作りに努めていかないといけません。そのときの尺度として、今の自分がどこまでやれているのか?ということを振り返るためにも、この7つは肝に銘じておこうと思います。野球という全く違うところでのお話しですが、日常生活、自分の人生にも重ねるところが多い一冊です。


東京・表参道の鍼灸院は源保堂鍼灸院
肩こり・腰痛・頭痛・生理痛は東洋医学の源保堂鍼灸院へ

東京・表参道の源保堂鍼灸院の公式ブログ
東京・表参道の鍼灸院 源保堂鍼灸院の公式ブログ (C)表参道・青山・原宿・外苑前・渋谷・都内・源保堂鍼灸院 肩こり・腰痛・生理痛・頭痛など

よかったらポチッとクリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログへ








スポンサーサイト ::: 2014.08.23 Saturday








comment