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『体幹バランスメソッド』 木場克己著 ::: 2013.04.08 Monday

 JUGEMテーマ:健康

 東洋医学には、「本」と「標」という言葉があります。植物でたとえれば「本」は幹で、「標」は枝葉になります。身体や病気を東洋医学で診ていく場合、その病気の原因はどこにあるかを探っていくのですが、この原因の根本のことを「本」と言い、その原因によって起きている症状のことを「標」と言います。枝葉の「標」を治すことは、症状に対して治療をしていくので、症状治療、対処療法となります。一方、幹である「本」を治すことは、根本治療ということになります。東洋医学では患者さんが訴えるたくさんの症状の中から、「本」と「標」とを選り分けて、そして「本」の治療を目指します。「本」を治せば他の症状も落ち着いていくので、あくまで治療対象は「本」と云う事になります。

 このように、「本」と「標」という考え方が東洋医学にはあるわけですが、身体というもので考えていくと、「本」は幹ですから体幹、そして「標」は手足を動かす骨格筋肉と言うことができます。そしてどちらがより大切かというと、やはり根本である体幹の方と云う事になります。

 ジムの筋トレで鍛えることができるのは手足を動かす骨格筋肉ですが、これは割とマシーンを使っていれば鍛えることができます。しかし体幹はなかなかそうはいきません。体幹は、身体の中にある、なかなか普段は意識することができない筋肉なので、そのままマシーンを利用するだけでは鍛えるのが難しいところがあります。そこで専門の知識を持ったトレーナーに指導を仰ぐのが一番かと思いますが、今度は時間的にも予算的にも難しいという問題が発生します・・・。

 という中で本書はとても便利で、DVDもついているので分かりやすいです。アスリートだけではなく、一般の方にもレベルを合わせてありますので、無理なく進めることができます。また、この本の優れているところは、いきなり体幹トレーニングをするのではなく、筋肉を緩めるストレッチのメニューも付いているところです。歳を取ると身体が硬くなっていきますが、それを緩めるだけでも健康を維持する助けになります。この本に出ているストレッチをするだけでもかなりの効果がありますので、日頃運動不足になりがちな方などにもお薦めです。


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『すりへらない心をつくるシンプルな習慣』 ::: 2013.03.04 Monday

 JUGEMテーマ:オススメの本

 ある時ラーメン屋さんで食事をとっていると、そこにあったテレビからある番組が流れていました。それはナインティナインが司会をしているもので、相談者である芸能人が、目の前に並ぶ何人かの回答者に、自分の悩みを打ち明けて解決を図るというもの。ラーメンを食べながらだったので、あまり意識して観ているわけではありませんでしたが、メガネをかけた髭面の人が出てきた時は目を惹かれてしまいました。その髭面の人こそが、冒頭に掲げた本の著者の心屋仁之助氏。そのテレビの中で心屋氏は、ある芸能人に、「○○と言ってください!」と、ちょっと強引ではありますが、相談者が多少その一言を言うのをためらう中で、言葉を発することを強要します。しぶしぶそれに従った相談者は、戸惑いながらもその言葉を発することで心の咎が少し取れた様子。これを見て私はすごいなぁと素直に思いました。心理学の応用なのでしょうが、こういう心屋氏の指摘はズバリ心に響くのでしょう。おそらく、本人にはっきり言わせるという行為が大切なのかなと思いますが、この人は何者だろうと興味を持ったわけです。

 そしてまずは簡単なものからということで、本書を手にしました。簡単に概要を知るには新書が一番ということで。

 本書は、著者が自分の体験を交えながら、少しずつ読者に近づいて心の持ち方のヒントを伝えるもの。 著者自身も会社員を経験し、様々なことに思い悩み、苦しみもがいた歴史があるようで、これは誰にでも共感できることだと思います。この自分の体験をさりげなく語りながら読者の抵抗を解いていくところなどはさすがだなと思ったりもするわけですが、それよりも本書が果たしてどこまで心の咎を取り除いてくれるのか、というのが大切。タイトル通り、すり減っていく心をどうにかやりくりしていく方法論がほしいのです。

 本書は、具体的な心や身体のシステム、理論的な背景などは一切抜きにして書かれています。やさしい語り口で、こんなことしたらどう?こんな言葉を自分に投げかけたらどう?というヒント集なようなものです。私自身、正直な話しときどき心が疲れることがあります。それはどんな時か自分でもある程度は把握できるようになったものの、なかなか簡単に悟りの境地には入れるものではありません。そういったときは、心の切り替えが必要だと思いますが、自分なりに使いやすい言葉を持っていることはとても大切だと思います。その一言を言うことで、ふっと肩から力が抜けて、そしてがちがちになってしまった自分の心に距離感を持たせるような、そういった何気ない一言があるといいのかと感じます。本書は、そういった言葉のヒントがいくつかちりばめられておりますので、日常生活のなかで簡単に活用することが出来るのではないでしょうか。

 ただし本書は理論的なものではありません。心理カウンセラーが語るような感じで、軽くこんなことをしてみたらどう?という提案のようなもの。具体的な理論を知りたい方には物足りないと思います。たぶん著者は本書の位置づけを意識的にそういった考え方のヒント集にしようとやさしく書いているのだと思いますが、それがかえって一つ一つの言葉や実践が軽く見えてしまっているようで、悪い意味でさらっと読み流してしまえるので、引っかかりがないように思えます。

 自分の心がもがき苦しんでいる。喉のあたりまで鬱積したものが出かかっているのに、まだ自分の心と正面切って対面できない時。でもちょっとした心の壁をほぐしたい。そんなときに、軽いアドバイスとして受け止めることが出来る、そんな一冊だと思います。





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『育てにくい子にはわけがある』 木村順著 ::: 2013.02.18 Monday

JUGEMテーマ:オススメの本

 私の大学時代の友人で、現在作業療法士をしている者がおります。その友人には、源保堂鍼灸院の開業当初、受付を手伝ってくれたこともありましたが、その頃友人はまだ作業療法士になるための学校に通っていました。そんなこともあって、当時友人からよく作業療法士がどんなことをするのか話には聴いていたのですが、私もよくかみ砕いていなかったのか、理学療法士との区別が付かないくらい曖昧な理解でした。

 今回ご紹介している本は、私が理解していなかった作業療法士の方が書いていて、まず「へぇー」と驚きました。子供の成長と作業療法士がどうして関係しているのだろう?と素朴に思ったわけです。そんな素朴な驚きを作業療法士の友人に伝えたら、「そうなんだよ、作業療法士には子供の分野もあるんだよ〜。」と返事が返ってきました。と、たぶん源保堂鍼灸院の受付をしてもらっている時には、私はそのあたりのことを全く知らなかったので、きっとそのような話が上がっていても気がつかないくらいだったのだろうと思うのです。

 と、前置きが長くなってしまいましたが、そう、本題はこの『育てにくい子にはわけがある』です。

 源保堂鍼灸院では小児鍼をしています。小児鍼をしていますと、様々な子に出会います。私は一人一人のお子さんは、本当に何者にもたとえようのない個性を持っており、それぞれが生命力を発揮した無限の可能性の塊だと思って接しております。そんな個性に出会う度に、全てを同じ裁量で画一化していこうとする教育に疑問を持ったりもするのですが、残念ながら今の教育制度はそうはなっておらず、その画一化されたものさしから外れてしまうお子さんに対して、「発達障害」「注意欠陥多動性障害」などという診断名を付けることもあります。鍼灸院は病名を付けるところではありませんので、こういったお子さんには、そういった病名とは関係なく、東洋医学・鍼灸(はりきゅう)らしい施術をして、まずはリラックスしてもらうことを心がけていき、少しずつ身体の力や緊張を抜いた状態を理解してもらうようにしていきます。そうしているうちに症状が改善していくことが多いのですが、中にはなかなか改善しない子もいます。これは性格なのか、子育ての問題なのか、そのあたりが私にはよく分からず、「発達障害」に関する本を何冊か読んでみました。その過程で出会ったのがこの『育てにくい子にはわけがある』でした。

 「発達障害」を紹介した本の中には、全ての“育てにくさ”を全て“病気”と捉えていくようなものもあります。それを読んでいると落ち込みます。また、その一つ一つの症状を追っていくと、子供の頃の自分や、今の自分と重なる者もあったりして、自分ももしかして病気だったのかとさらに落ち込みます。それとは対照的に、全ての“育てにくさ”を全て“愛情不足”“子育ての問題”とするものもあり、これはこれで読んでいるとまた落ち込みます。そもそも完璧な子育てはないわけでありますし、どのお母さんも子供のことを考えて悪戦苦闘していますので、それを“愛情不足”と言ってしまったらお母さんも立つ瀬がありません。
 一方この『育てにくい子にはわけがある』は、極端な立場に立つものではありません。また、一つの原因に押し込めようとするものでもなく、たくさんある原因のうちの一つとして、こういったことも考えられますよ、というとてもニュートラルな立場から語りかけてくれています。本書では、脳や身体の発達過程における、感覚のアンバランスについて分かりやすく解説しており、具体的な例を交えながら、子供の発達に対する接し方を説いてくれています。具体的な方法もいくつか提示しておりますが、より具体的な方法論を語るのは本書の目的ではありません。まずは感覚統合というものを理解するための一冊として手にとってもらえれば、とても有意義なものとなります。

 私は本書を読了した後、作業療法士というものにとても大きな可能性を感じました。というか、もともとこれまでもそれだけのことをやっていたのだと思います。自分の興味が薄かったとはいえ、作業療法士をしている友達がいるにもかかわらず、全くの理解不足でした。もう少し作業療法士自身も、作業療法士が何をしているのかというアピールをしていただけると、それで助かるお母さん方も多くなると思います。それだけ時代が必要としている分野だと思います。なんてことを、作業療法士の友達にも伝えて、私自身もそこから学んでいきたいと思います。




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『脳内物質仕事術』 樺沢紫苑著 ::: 2013.01.28 Monday

評価:
樺沢 紫苑
マガジンハウス
¥ 1,575
(2010-10-28)

JUGEMテーマ:健康

 私たちの身体は、ある程度自動で動いてくれています。それは自律神経というものがあるためで、自律神経は文字通り自律的に、自分の意識とは関係なくはたらいてくれています。こういった制御系のシステムが人体には備わっているわけですが、自律神経と同じように重要な制御系のシステムがホルモンです。ホルモンはたくさんの種類があり、そしてそれぞれが微妙なバランスを取りながら放出され、身体の各所に信号を送ります。

 ホルモンの放出やはたらきは、日常生活の中でリズムがあります。そのリズムを把握しておくことは、身体を必要な時にしゃきっとさせ、そして必要な時に休ませるというメリハリのことでもあり、これが正常にはたらいてくれると言うことは、健康ということでもあります。健康で楽しい生活を送るためにも、ホルモンというものを理解しておくことはとても大切になると思います。本書には“仕事術”と書いてあります。そのため、本書はビジネスへの応用といった趣があります。そういう面では取っつきにくいところがあります。しかしホルモンのバランスを取ること、ホルモンのはたらきを知ることは、ビジネス以前の日々の生活のリズムを作ることにつながりますので、ビジネスの局面にかぎらず、普通の生活を営む中で、なんとなく億劫になったり、今ひとつ元気が出ない、うまく寝ることができないといったことはよくあることだと思います。こういった場面に出くわした時に、ホルモンのはたらきに問題があるのかもしれないと思うのも大切で、そしてセルフケアとしてどういったはたらきをしているのかを知ることは、豊かな生活の基盤にもなります。

 ということで、本書は仕事術を求める人だけではなく、日常生活でのちょっとした億劫さなどを解決したい方にもお薦めです。また、鍼灸師・治療者にとっても、ホルモンを理解しておくことは臨床でとても大切ですので、本書を一読しておくことをお勧めいたします。


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『原初生命体としての人間 野口体操の理論』 野口三千三著 岩波現代文庫 ::: 2013.01.07 Monday

JUGEMテーマ:オススメの本

 私は2000年にはり師・きゅう師免許を取得し、以来伝統鍼灸を中心に研鑽を重ねています。その過程は紆余曲折、試行錯誤の連続で、今も日々その深化と進化を求めて臨床に当たっております。

 何事にも共通することはあるもので、一つの道を究めた方のお話は特に傾聴に値するものが多いように思います。私もそういった普遍的な価値のようなものを東洋医学・鍼灸の中に見出していきたいと思っており、幅広いジャンルの本をできるだけ読むようにはしています。しかし限られた時間の中でのことなので、分野が限られてしまうのは致し方ないとして。

 そういった中で、最近私が思うのは、東洋医学・鍼灸を施術するものは、学問・技術・感覚の三つのバランスが大切だと言うことです。これは意識、無意識、行動と言い換えてもいいのかなと思いますが、いずれにせよ、机上の学問だけでは実際の患者様に接することができませんし、技術だけでも身体の見立てができませんし、感覚が良くても、その感覚が何を意味しているのか理解できていないと、その場限りになってしまいます。
 私はどちらかというと学問が優先してしまうタイプです。すぐに文献に頼りたくなりますし、そこに答えがあると探してしまう癖があります。もちろんこれによって貴重な一文に出会ったり、大切な文献を見出すこともあります。しかしそれだけでは行き詰まることがあり、実際の臨床につなげることが難しいこともあります。こういうときに、鍼という技術があると、頭での理解が指先の技術へと結びついていきます。そしてその技術によって得た確信のようなものが、感覚にフィードバックされていき、「あ、あの文献に書いてあったことは、こういったことなんだ」と腑に落ちることがあります。

 こういった学問・技術・感覚の三つのリンクは、人それぞれの得手・不得手によって変わってくると思いますので、それぞれのやり方で学んでいくことで良いのではと思います。しかしそれにしても私は学問が先に立ちすぎてしまい、感覚を磨くことがおろそかになってしまいます。猫などを観察していますと、本当に自分は感覚が弱いんだなぁと思ったりします。

 本書『原初生命体としての人間』は、身体と心の関係を、著者自身の体験を通して語ったものです。著者の野口三千三氏は、東京藝術大学の教授として、野口体操という独特な手法で身体と心を教えられていた方です。残念ながら故人でありますので、著書以外ではもう野口氏に会うことはできないのですが、もし存命であったら、門を叩いてみたい・・・そんな気持ちにさせてくれる方です。
 私自身はあまり身体を動かさない方なので、身体の感覚がとても弱いと思うのですが、そういった私の弱い部分を、まずは私の得意な頭の方から変えてくれる一冊となりました。少し理論的なお話しが続く本書ですが、意識・無意識・感覚のバランスが崩れそうになっている方にお薦めです。生命っていったい何なんだろう、そんな根本的な感覚の端緒を見た気がします。



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『人間と気候―生理人類学からのアプローチ』 ::: 2012.12.03 Monday

評価:
佐藤 方彦
中央公論社
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(1987-04)
コメント:人間と気候―生理人類学からのアプローチ (中公新書)

 JUGEMテーマ:オススメの本

 旅行に行って電車に乗る。

 その車窓からぼーっと過ぎ去る景色を眺める。

 漠然と窓から眺めている景色に、川の向こうや、山の彼方にぽつんぽつんと家が見える。私はそれをまたもや漠然としながら、その家々にも生活があって、誰かが人生を営んでいると感じては人間という存在に思いを馳せる、そんなあてのない旅が好きです。

 動物や植物、昆虫など、様々な生き物が地球上に存在していますが、結局のところ一つの種としては人間が最も広範囲に生活しているのではないでしょうか。チベットのような高地から海岸沿いの街、赤道直下の太陽がギラギラするところから極寒の地まで、様々なところに適応して生きています。
 本書『人間と気候』は、ケッペンの気候分類を基にしながら、熱帯地方、砂漠地帯、高地などで生活する人間の適応力を解説したものです。肉体がどのように気候に順応していくのか、肉体のもつ適応力の解説は生理学のお話しが中心で、そしてその順応のために例えば衣服はどのような特徴があるのかという文化人類学のようなお話しも絡めながら、人間の実像に迫っています。その考察が、サブタイトルにある「生理人類学」という分野の特徴なのだと思いますが、その生理学と人類学の二つの接点を、「気候」というもので見ていこうとするところが、かなり面白い好著です。

 東洋医学・鍼灸医学には、運気学という学問があります。これは季節の変化と身体の変化を捉えて治療に活かすというもので、例えば最も簡単なもので言えば、夏は暑いので汗をかけるようにしましょう、冬は風邪が入らないように汗腺を閉じるようにしましょうというものです。こういった気候と人間の関係までをも考慮に入れた医学というのはなかなか他にありません。身体の調整には様々な角度からの考察が必要となりますが、自然の一部である人間を診るのですから、こういった視点は大事にしていきたいところです。
 そんなことを思いながら何気に手にした一冊でしたが、様々な面から人間を捉えんとする著者の視点に感動を覚えました。



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