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『食べ物はこうして血となり肉となる』 中西貴之著 ::: 2013.09.09 Monday

 JUGEMテーマ:オススメの本
東洋医学には食養生という分野があります。周の時代には「食医」という官職があり、とても権威のある位置で重要な役割を担っていました。その伝統を今日まで伝えてきた中国では、現在でも引き続き食事に関する興味は尽きていないようです。日本でも思いつくだけでもいくつかの食事療法が盛んです。例えばちょっとGoogleなどで調べただけでも、『久司道夫のマクロビオティック』『済陽式抗がん食材帖 治った人が食べていた』『これを食べれば医者はいらない』(若杉友子) 『100歳までサビない生き方』(白澤卓二)『「空腹」療法 一日一回おなかを空かせば病気が治る(石原結實)、などなどいっぱい出てきます。しかしどれも決定打が無いというか、それをやって反って体調を崩した方などもいたり、なかなかどれがいいということがはっきりしないところがあります。中には自説による食事療法をビジネス展開していたりと、一体何が何だか胡散臭さも混じってしまうのが食事療法の難しいところです。結局のところ、自分の身体に合ったものを経験的に探していくしかないのかなと思ったりもします。
ということで、様々な食事療法を始める前に、基礎知識として、実際に身体の中で食事はどのように働いてくれているのかを知っておくことは大切なように思います。一般の方はもちろんのこと、私のような鍼灸師においても、患者さんに食事のアドバイスをするためには知っておかなくてはいけないところも多いでしょう。
本書は、「フード・ケミカル・バイオロジー」、「食品動態」という観点から食事、食材を捉え直そうとする試みの下に書かれたものです。章の展開も、「海の恵み」「山の恵み」といったように、身近な食材を例に取りながら、それに含まれる栄養素の体内での動態を詳しく述べています。例えばリポビタンDの宣伝に良く出てくる「タウリン」とは何か?それが身体の中で何をしているのか?など、その名称を良く耳にはするけれど、実際何をしてくれるものなのか知らないものを取り上げているので、食事の栄養素についての豆知識も身につきます。また、各栄養素の構造式もついているので(私自身はその知識がほとんど無いので理解できないのですが・・・)、生化学に興味のある方にはかなり活用できるのではないでしょうか。巻末の索引もしっかりしているので、逆引きのような形で本書を利用することもできると思います。
ただ残念なのは、後半に行くにつれて各素材の内容が薄くなっていくところ。
また、一つの食材を語るときに、どうしても切り口が栄養素から入ってしまうことなども惜しいところかもしれません。しかしこれは、食事というものが一つの栄養素から成り立つものではなく、献立も複数あり、それらが相互に引き起こすお互いへの影響をすべて把握するのは困難でありますから、やはりどうしてもこういった記述になりがちなことは否めないのでしょう。
しかし、「食品動態」という新しい視点をぶらさないようにしようという著者の心遣いがありますので、多くの食事療法が陥りがちな著者の独善的な解釈がなく、科学的な視点があるので、本書を読んでおくと、今後の応用可能な知識となります。
本書が書かれた時点(2009年)での信頼できる科学的な論文を多数引用されており、まだ不確かなところや、動物実験段階のものなどは、正直に今分かる範囲のことまでが書かれていますので、その点でも信頼がもてる内容となっています。できたら今後も新しい知見を入れて続巻や改訂版を出してもらえるとありがたいです。
本書は発展段階のような印象を受け、残念な面もあります。しかしそれは本書や著者の責任や怠慢ではなく、そもそも飲食物、食べ物がどのように身体に働くかということが複雑すぎて、すべてを把握するのが難しいということであります。まだまだ身体のことに関しては、分からないことがいっぱいあると言うことなのでしょう。そういった中で、本書は「食品動態」という新しい視点を提供し、それにそって新しい試みで食事と身体を解明しようとする端緒が見られる好著であります。医師、鍼灸師、栄養士など、医療や食事に関わる方には是非読んでほしい一冊です。
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『仕事が「ツライ」と思ったら読む本』 心屋仁之助著 ::: 2013.09.02 Monday

JUGEMテーマ:オススメの本

本書が伝えていることは、とても深いものがあると思う。古今東西の宗教家や思想家が伝えようとしたことと通じるものがあると思う。そういう意味では評価の星を4つにでも、5つにでもしたいと思う。
しかしその記述の軽さから、その本質が伝わりにくくなっているような気がしないでもない。著者の心屋仁之助氏の本は数冊読んでいるが、どれも語り口調が多い。そして自分自身もそうだったと、読者に近い所で語ろうとする。それは著者自身が意識して、読者が堅くならないようにという配慮の元に書いているのだろう。だが、このような語り口調で書かれると、読んでいるときには親近感を覚えていけるのだが、読み終わった後に何も残らないことが多い。中には馴れ馴れしさを感じて嫌悪する人もいるだろう。そしてまたその内容も、せっかく深いことを伝えようとしていても、軽いままで表層しか伝わらないことも多くなる。この点が実に惜しいというのか、心屋氏自身が著書を通じて読者にしたいことを実現できなくなっているのではないだろうか。その点で星を一つ減らして3つの平均点に落ち着いてしまった。

本書のテーマは、まとめていえば「許す」「赦す」ということだと思う。それは他人を許すと言うことだけではなく、自分自身を許すという大きな意味を含めた許しなのだ。
自分との価値観と他人の行動に齟齬を来すと、私たちはイライラする。そしてそのイライラはフラストレーションとなって周りを攻撃したり、そして自分自身にもその矛先を向けてくる。その結果自分の身の周りに理不尽なことが起きてしまっては、またイライラの度合いを高めていってしまう。これは自分の無意識で起きることが多いために、負のスパイラルに陥るとイライラだけが募ることになる。

相手を許すと言うことは、究極的には自分を許すということだ。

相手を認めるということは、究極的には自分を認めるということだ。

相手を許せなかったり、相手を認められなかったりするのは、実は対他人ではなく、対自分へのフラストレーションをためていくことに他ならない。それならば、先ずは自分の存在を認めてあげることからはじめなければならない。
私は宗教のことはよく知らないけれども、キリスト教の本質は「許し」「赦し」だと聞いたことがある。また、日本でいえば親鸞さんなんかは、どうしようもない自分自身を認めてから悟りを開いたともいう。つまり、自分自身を認めてあげる、自分自身を許してあげるということは、とても深い意味が含まれているということなのだろう。

心屋氏も、最後の方で述べていることだが、自分を許すのが大切、だからといって悪いことをしていいとか、自堕落になれというわけではない。まじめな自分、がんばる自分、努力する自分、そういう自分の価値観も大切なのだ。しかし仕事や人間関係などに行き詰まったときは、心の自由を取り戻す、自分の価値観を拡げる、そうやって心のゆとりを作る必要があるのだ。そうすることではじめて自分自身の良い所を行かすことができる。

このバランスが難しいのだけれど、バランスを崩す度に拡げていくことを心掛けてるだけでも自分の人生は違ってくるのではないだろうか。


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『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』 長谷部誠著 ::: 2013.08.26 Monday

 JUGEMテーマ:オススメの本
 
長谷部誠はかっこよすぎる。話す言葉も、爽やかさも、笑顔も。そしてピッチ上での真剣な顔も。
 
私はひねくれ者なので、正直こういった人には裏があるのではないかと思ってしまって敬遠してしまう。この本が出版されて人気が出ていると聞いたときも、自分とは相容れない内容だろうし、読んでも無駄であろうと思った。
 
しかし最近、やはり読んでみようと思った。
 
それは、サッカー日本代表というとてつもないプレッシャーのかかる勝負の世界で、キャプテンという重圧を感じながら活躍することは並大抵ではないことを知るにつけ、やはりこの男は何かを持っているのだろう、そしてきっと私のような凡人には分からないことを多く感じているのだろうと思い、ようやく重い腰を上げて読むことにしたのです。
 
すると、どうだろうか・・・。
 
うむ。
 
うむむ。。
 
ところどころ、「若い!」とつぶやいてしまうところがある。さらには「ミスターチルドレンBEST15」というのは、明らかに心を整えることとは無関係だったりもする。全体のトーンとしては、やはり長谷部誠ファン(特に女性ファンへかな?)へ向けたファンブック的な感じがしないでもない。
 
しかし、
 
しかしだ、
 
やはりそうはいっても、日本代表チームのキャプテンなのだ。日本中探したって、この重圧を感じた人は過去から現在に渡ってそれほどたくさんいるわけではなくて、やはり貴重な経験を積んだ人なのだ。そういった希有な存在、そしてかつ、その華やかさに大きく流されることなく自分の流儀を実直に務めてきた人間のピュアな姿ここにはある。
 
本を読んだ後、私は素直につぶやいた。
 
「長谷部って天然なんだなぁ。」
 
 
天然な長谷部選手が、実践で身につけた生きる姿勢。それは彼のプレースタイルそのものだ。
 
私のような40を過ぎた中年(おっさん)でも、この若い侍から学ぶことがあった。嫌味な奴だと敬遠していたけれど、とても尊敬できると思うことができる。
 
思えば、私の同世代のスポーツ選手で、現役当時にこのような本を出した人がいるであろうか?いわゆるアイドル本みたいなものは多数あったと思うが、このように、心の内面を描いたものはなかったのではないだろうか。これは時代の流れなのかもしれないが、それ以上に、人間・長谷部誠の魅力が、外見ではない中身の強さにあるからこそこの本が誕生し、そして若い世代に受け入れられたのではないだろうか。現在、これまで以上に才能のある若いスポーツ選手が台頭していますが、その先陣を切ったのが長谷部選手で、そのよいDNAが新たな若い人たちに伝わってるように思います。

これからも長谷部選手からまだまだ目が離せない。 

私はこの本からいろいろ学びました。

特に、素直でいることが大切だと痛感させられました。
 
 
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『勝負食  トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方』 石川三知著 ::: 2013.08.19 Monday

JUGEMテーマ:オススメの本

本書のサブタイトルに“トップアスリートに学ぶ”とあるように、スポーツ選手に向けた本であることは間違いない。しかし最初にも書いてあるように、著者は「サクセスフルエイジング」というものを提唱している。これは著者の造語のようだが、すべての年代の人が、それぞれの年代のパフォーマンスを維持し、一生を通じて楽しい人生を送るというもので、そのための基礎となる食生活の提案のことをいう。世のなかすべての人がスポーツをしているわけではなく、むしろスポーツができないほど体力がないとか、スポーツをする余裕もないままに生活している人の方が多いわけで、そういった意味では、このサクセスフルエイジングという概念は、今後の発展に期待するところ多いと思われます。

本書の特徴は、最初の章で身体の仕組みとそれに合わせた栄養素が記述されているところである。特にスポーツに必要な筋肉、骨、神経などの仕組みや働きを分かりやすく伝えている。こういった栄養素の本は、得てして栄養素別に並べられることが多い。こうなると、栄養素の羅列で終わることが多く、辞典的な使い道しかない。本書のような新書サイズで辞典的な内容だと読んでいてすぐ飽きてしまう。
しかし本書はそういうところがないのが良い。もちろんそういった栄養素別の章もあるのだが、そこに行くまでに身体の仕組みを丁寧に順を追っているために、栄養素の羅列が羅列ではなく、一つ一つ知識として積み重なりやすくなっている。例えば足がつるといった場合、それは神経が上手く伝わっていないから起こる現象であると記しているが、最初の章のところで、神経が伝わる仕組みとそこに関わる栄養素の働きが記されているので、知識が無理なく繋がるのである。こういった話は、生理学をきっちりと勉強しているからこそできるわけで、著者の見識の高さを感じる。

難を言えば、最後の方は駆け足のようになってしまっているところだろうか。また、サプリメントの章も、わざわざ一つの章で解説しなくても良いのではないかと思うし、内容もすこし著者の推測的な話が多いのが気にはなる。しかし最終章では、受験対策用とか、日曜日のサッカー教室付き添い用とか、スポーツには直接関係ない人たちへのアドバイスもあり、著者が提唱するサクセスフルエイジングの概念が活かされているように思う。
ということで、総合的に見ると化なりの良著だと思うので、多くの人にお勧めです。


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『12人の芸術家 現代を拓いた人々』 高階秀爾著 ::: 2013.08.12 Monday

JUGEMテーマ:オススメの本

 
 美術の歴史を紐解くと、それはそのまま人間の感性の変化と発展の歴史でもあっておもしろい。きわめて精緻に写実していくのを芸術と言い、全くの抽象的なものも芸術という。どちらも芸術であるにもかかわらず、芸術の技巧や表現には幅が広く、正解というものはない。ある人はこれこそが芸術だと言って、観ている人には何が何だか分からないものをぶち当ててくる。観ている者は、とっさにどのような反応していいものかと迷いながらも、これが芸術というものかと何となく納得させられたような気にもなったりならなかったり。これくらい自分にも描けるかもしれないと思いつつも、たぶん実際には描けないものなのだろうと思うと腹立たしくも、すごいなぁと思ってみたり。それくらいに現代芸術には分かりがたいものがたくさんあります。

 本書では、古典的なものから現代芸術と称されるものへ昇華するに力を貸した12人の芸術家に焦点を当てたもの。その12人とは、セザンヌ、マティス、ボッチオーニ、ノルデ、ピカソ、ブランクーシ、キリコ、シュヴィッタース、ピカビア、カンディンスキー、マグリット、クレーです。この中で著者らしい視点が伺えるのが、最初に書かれているセザンヌです。セザンヌが現代芸術家の一人に加えられるのは、いささか違和感を感じる人もいるかもしれません。しかし、著者はセザンヌこそが現代芸術の扉を開いたアーティストだという主張をしていますので、まずここがスタートラインにふさわしいと思ったに違いありません。
 高階氏の筆は、とても鋭く、そして知識の量が豊富です。芸術家の生い立ちや手紙なども幅広く読み、かつ作品から受ける印象をしっかりと描写して多重に重ねていく文章は、これもまた貴重な芸術の一つかもしれません。

 高階氏がこの本を書いたのが昭和48年です。それからだいぶ時間が経ちました。この本で取り上げている作家も、時期に古くなっていくものでしょう。しかし、これらの芸術家は、次への芸術家の橋渡しをした重要な人々で、その価値はいささかも古びる余地はないでしょう。
 第二次世界大戦や、大恐慌など、大きな歴史の波をくぐってきた時代の生き証人としての背景をも持ちつつ、彼等が伝えたかったものとは何か、そして現代にどうやってそのバトンが渡されているのか。現代の現代芸術を観る上でも、本書はその現代的な価値は未だに高いと思われます。


 
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