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『アトピー性皮膚炎はなぜ治らなかったのか』 木村和弘著 トロント ::: 2013.07.01 Monday

JUGEMテーマ:アトピー性皮膚炎


 以前、 『本当は必ず治るアレルギー・アトピー (マイコミ新書) という本を読んだのですが、その本の骨子が、この冒頭の本の著者が勤めている伊勢原協同病院の治療体系です。

 伊勢原協同病院がアトピー性皮膚炎に対して行っている治療方法は、標準治療を基にしながら、臨床経験を積み重ねて改良したもの。本書を読むと、その内容はいたってシンプルで、誰もができるもの。アトピー性皮膚炎というと、難治なイメージがあったり、ステロイドは怖いという印象があり、西洋医学では対処ができないのではないかと思っている方も多いかもしれません。しかし本書は、標準治療の応用と言うことで、決して難治であると脅すこともなく、正しく治せば治るものと断言してくれるところが心強いです。

 鍼灸師は、とかく自分の立場をニッチなものに限定しまいがちなところがあります。例えば西洋医学に常に反対するとか、極端な自然療法や、偏った食事制限などに魅力を覚えるなど、冷静に考えれば誰が見たって胡散臭いものに飛びついたりもします。これが自分の範囲の中でなら良いのですが、えてしてこういったものを患者さんにも押しつけがちです。しかしそれは患者さんの不利益になりますし、西洋医学へのヒステリックなアンチでしかありません。

 東洋医学や鍼灸の良さを多くの方に理解してもらい、その効果によって豊かな人生を享受してもらうようにするのが、私たちの仕事だと思います。そのためには、身体の原理原則を理解しておく必要があります。その原理原則は、西洋医学とか、東洋医学とかという違いではなく、まずは人間という身体の理解が必要となります。特に、西洋医学で難治と思われる癌やアトピー性皮膚炎などは、原理原則を理解し、それでいて東洋医学では何ができるかという守備範囲を確認しなくてはいけないと思います。
 本書では、代替療法を含めたアトピービジネスへの批判が語られています。これは、ともするとそういったあこぎなビジネスの一端をになっているかもしれないという、鍼灸師への戒めでもあると思います。

 アトピー性皮膚炎がどういった病態であるのか、まずはしっかり基本的なところを勉強するためにも、本書は鍼灸師にとっては読んでおいて損はないと思います。一般の方にとっても、ステロイド外用薬への偏見を取り除くにはよい内容だと思いますので、一読してみてはいかがでしょうか。また、「東洋医学」「鍼灸」「代替療法」と言った言葉でたくみに宣伝してビジネス展開いるものが多くありますが、そのようなものから身を守るためにも本書は眼を開かせてくれると思います。


 
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『賭博黙示録 カイジ』 福本伸行 ヤングマガジンコミックス ::: 2013.06.24 Monday

JUGEMテーマ:おすすめの漫画


 先日往診に出かけました。 治療を終えてふとそばにあった本棚を見ると、そこには漫画『カイジ』が並んでいました。

 もう何年も前のこと、行きつけの定食屋さんに置いてある漫画雑誌を読んでいたときに、この『カイジ』に目が留まりました。もともと漫画雑誌を買う習慣のない私は、面白そうな漫画だなぁと興味を持ちつつも、それっきりでした。そしてその後、藤原竜也主演で映画になったとか、なんとはなしに『カイジ』の情報が眼に入ってきながらも、そのまま通過という感じでした。
  

 しかし今回はその本棚の『カイジ』を見て、読みたい・・・と心がざわついたのです。その視線を感じとったからなのか、患者様が「よかったらお貸ししますよ。」と申し出てくれました。私はそのご厚意を暖かく受け取り、帰りの電車の中から一気に読み始めていったのでした。この世界観は何だろうと、ぐいぐいと引き込まれていきました。

 漫画『カイジ』は、たくさんのことを示唆しています。

 人間の弱さ。

 人間の移ろいやすさ。

 人間の怖さ。

 人間の浅はかさ。

 人間の欲望。

 そして、

 人間の強さ。

 読む人の状況によって、本書は様々な示唆を示してくれます。慎重に生きなくてはいけない、わかっちゃいるけど辞められない、最後まで生きる希望を見失わないでいこう、そしてその一方で、自分はこんなにはならないだろうとか、やっぱり博打(ギャンブル)は辞められないないと思う人もいるでしょう。

 生きる希望とはどこからやってくるのでしょうか?

 「希望や夢はお金では買えない」といい、そういう世の中を変えていきたいと思いつつも、現実は厳しい。

 人間はいったい強いのか、弱いのか・・・?

 人間とは、とても矛盾する生き物。
 どちらへ転んでもおかしくないのだ。

 様々な思いが去来する壮絶な物語。

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『妊婦は太っちゃいけないの?』 高島系子著 新潮社 ::: 2013.06.17 Monday

JUGEMテーマ:妊娠と産婦人科

  東洋医学や鍼灸と相性がいい分野に、妊婦さんの健康管理があります。妊娠初期から安定期、臨月まで、鍼灸はとても効果を発揮します。もちろん病院での定期検診はしていただいた上でのおはなしですが、たとえば逆子やつわりなどは、病院では対処方法があまりなく、困っている方も多いと思いますが、こういったものは東洋医学・鍼灸の得意分野でもあります。また妊娠中は薬を飲むことができませんが、気をつけていても風邪をひいてしまうこともあり、そういったときは鍼灸で身体の抵抗力をつけることによって治すことも可能です。

 東洋医学の古い書物には、様々な病気が並んでいますが、小児と婦人科はその筆頭に記されており、これは古来より婦人のことをとても大切にしてきた歴史があり、中でも産婦人科の記述も豊富にありますので、いかに生命をつないでいくことが尊いことであったかを物語っております。こういうったところからも、東洋医学や鍼灸が妊婦さんにとても優しいものであり、お役に立てるものだということが分かるかと思います。

 本書は、妊婦さんが抱く疑問を中心に、妊婦さんの視点で身体の変化やその対処法などについて書かれたものです。内容は東洋医学をベースにしていますので、より実践的ではないかと思います。妊娠とその身体の変化に戸惑いや怖さはつきものですが、必要以上に畏れることはなく、身体の変化に耳を傾けながら生活していけば大丈夫、もし何かあれば東洋医学という智慧も利用することができる、というのが本書のテーマです。著者は一般のライターですが、専門家の話を聞きながらまとめていますので、内容に偏りがあまりないところがおすすめです。

 正直鍼灸師としては、この本もやはり漢方薬有利な印象で書かれているのが残念な印象です。この本に限らず、どうしても漢方薬の処方の方が専門的な印象を持たれるのか、東洋医学のもう一つの大きな軸である鍼灸は一ランク下に見られてしまうことがありますが、鍼灸の効用は漢方薬にないものもたくさんあります。そのあたりも今後取り入れてほしいなと思います。




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『観察眼』 遠藤保仁・今野泰幸著 角川ONEテーマ21 ::: 2013.06.10 Monday

評価:
遠藤 保仁,今野 泰幸
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 760
(2012-01-10)

JUGEMテーマ:日本代表

 2010年の南アフリカワールドカップの記憶は、今からすでに3年が経っている。その後日本代表の監督はイタリア人のザッケローニ氏に替わり、アジアカップの優勝を挟みながら次のワールドカップへの挑戦を続けている。そういった変化がたくさんありながらも、あの南アフリカワールドカップの記憶は比較的新しいように思う。サッカー男子日本代表から黄金世代が去っていった後、日本代表の人気は永らく低迷していた。しかし南アフリカワールドカップ
の活躍によって人気はV字回復を図った。やはり日本のサッカーの進歩は、まずは日本代表の活躍にあるので、この回復は喜ばしいことであったと思います。

 本書は2012年の1月に初版が発行されました。南アフリカワールドカップの便乗であるならば、かなり出遅れてしまった感はあります。タイミング的には、本書は便乗というよりは、南アフリカワールドカップと次のブラジルワールドカップの中間点としての俯瞰であり、内容も、過去を振り替えつつ、現在のザッケローニ監督での役割などが主題になっています。

 正直、今野泰幸選手の内容は学ぶところが少ないかも・・・?失礼ながら、うーん、こんなにメンタルが細くて大丈夫かな?なんて思うところもちらほら。そのあたりは本人も重々承知のようなので、私がここでそれを指摘しても名誉を傷つけることにはなさそうですが、読んでいる者にとっては、物足りなさを感じるところもあります。しかし逆に、あの日本代表という相当なプレッシャーの中でプレーをして、各監督から信頼を勝ち取っていく姿は、私を含めた地味な生活者にとってはとても心強く感じたりするかもしれません。メンタルの弱さを克服するところを、今野選手は身を以て私たちに示してくれているのかもしれません。

 本書の一方の語り部である遠藤保仁選手は、息の長い日本代表であり続けているばかりか、未だにそのちいを脅かす選手がいないほどの圧倒的な存在感を試合で出し続けている。ミッドフィールダーという試合をメイクするタフな役割を担いながらも、それを淡々とこなしていく姿はやはり“何か”を持っている存在に違いないと思います。
 その遠藤選手が、何を考えて、何を思ってプレーをしているのか。このあたりは非常に参考になるところがあります。遠藤選手のプレーは派手さはなく、飄々としている。試合中に激高することもほとんどないので、一見すると何も考えていないように思う人もいるようです。しかし一つ一つのポジショニングやパスなどは奥が深い。
 チームとしてどのようなところを注意しているのか、個人としてどこに重点を置いているのか、そういった遠藤選手のサッカーでの観察眼は、私たちの日常生活やビジネスなどにも共通するところも多いので、遠藤選手のプレーに興味のある方は本書を手にしてみてはいかがでしょうか。

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『漢方の知恵でポジティブ・エイジング』 木村容子著 NHK出版生活人新書 ::: 2013.06.03 Monday

JUGEMテーマ:健康

 本書の著者は、著者自身が漢方によって身体を救われた経験から、漢方薬を扱う医師へと方向転換し、現在は東京女子医科大学の東洋医学研究所副所長を務めています。

 本書のタイトルになっている「ポジティブ・エイジング」とは、著者が作り出した造語で、いわゆる歳を重ねていくことに抵抗していく「アンチ・エイジング」のではなく、身体も心も上手に年輪を重ねていく、無理をしない年齢の取り方の提案です。生き物である人間にとって、歳をとることは誰も避けることができません。その事実を忘れて、まるで年齢を逆行するかのごとき抵抗を見せるのは、どこかに無理を生じるように思います。むしろ年齢を重ねることでみえてくる、心や身体の変化に上手に向き合うことが大事なのではないでしょうか。

 本書の各章のタイトルを見てみると、「ストレスへの養生」「疲れやすさへの養生」といった日常よくある心身の状況への対処方法があったり、「女性の更年期への養生法」「男性の更年期への養生法」といった男性女性の年齢的な変化への対処法など、変調を来しやすい年齢への対処法なども述べられており、非常にバランスがよく、各ライフサイクルを一通り見渡すことができるようになっています。

 「ポジティブ・エイジング」という造語を作り出したように、著者は分かりやすい表現を生み出すことが得意なようで、分かりやすいたとえ話や臨床例を交えながら、とても読みやすくなっています。また、“現代版養生訓”として、「ポジティブ・エイジング養生訓」と称して、健康に大切なことを四十一条にまとめられているところも、目標が具体的で実用的であります。

 一般の方にとっては充分な養生本であり、私たち鍼灸師にとっても参考になるお話しが多いので、健康に興味のある方は一度目を通してみてはいかがでしょうか。

 
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